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Frozen

2014年12月18日

Avilionという中世ファンタジーロールプレイングのSIMを紹介していきます。キングアーサー伝説とロードオブザリング(指輪物語)をベースにしたSIMです。

最近寒い日が続きますが、Avilionにも本格的な冬が訪れ、川も木々も凍りつきました。

そして突然、氷の城が生まれました!
Frozen

城内にはダンスボールがあります。日本の夜の時間帯はAvilionは閑散としていますので、氷の城で2人きりでダンスが楽しめるかもしれません(Avilionにはドレスコードがありますので中世服を着てお楽しみください)。

城の裏には幻想的な隠れスポットもあります。
Frozen
Frozen

ところで、中世ファンタジー好きの僕は、もちろん『Frozen』『アナと雪の女王』を観ました(DVDですが)。

日本語版と英語版を観たのですが、随分と違った印象を受けました。日本語版のセリフは英語版を「翻訳」したものではありません。かなり作り変えられています。

例えば大ヒットした主題歌『Let it go』『レット・イット・ゴー~ありのままで~』。

「Let it go」は、「ほっておけ」「忘れろ」「あきらめろ」といった意味で、大きな悩みを抱えていたり、怒りにさいなまれている人を励ますときに使われるフレーズです。

凍らせる魔法を使えるという秘密を人々に知られてしまったエルサは、
「Let it go, let it go
Can't hold it back anymore
Let it go, let it go
Turn away and slam the door
I don't care
what they're going to say」
「ほっておけ、あきめろ
もう隠してはおけない
ほっておけ、忘れろ
追い払って、ドアを閉めろ
私は気にしない
彼らが何を言おうと」
と歌って氷の城に閉じこもってしまうのですが、

日本語版では、
「ありのままの
姿見せるのよ
ありのままの
自分になるの
何も
怖くない」
と、まったく違う歌詞になっています。

これはもちろん誤訳ではなくて、日本でヒットするように、意図的に意味の変更が行われたのだと思います。

自己主張をすることが良しとされるアメリカと、
空気を読んで周りに合わせることが良しとされる日本では、
心に響くセリフは違ってきます。

主張がぶつかって悩んだり、怒ったりすることが多いアメリカでは、
「Let it go, let it go」とイディナ・メンゼルの力強い歌声で励まされ、

自分を押し殺さなければいけないことが多い日本では、
「ありのままの」と松たか子の澄んだ歌声で癒されるのでしょう。


Posted by Ranger F at 21:02│Comments(0)Avilionの英語


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